FOXSI-4 は日米共同の観測ロケット実験で、日米の複数の研究機関が観測装置の開発を担当しています。
例えば日本では、
・国立天文台は「CMOS検出器を用いた軟X線用・高速度カメラ」「金属3Dプリンターで造形するプレコリメーター」
・JAXA宇宙科学研究所は「CdTe検出器を用いた硬X線用・高速度カメラ」
・東京大学カブリIPMUは「データ収集システム」
・名古屋大学は「高精度・電気鋳造X線ミラー」「可視光除去やX線の光量調整のためのフィルター」
を開発します。
これらの観測装置が組み合わさり、全てが正常に機能して始めて観測が行なえます。そこで、日米欧のメンバーがオンラインで集合し、2日間にわたって担当する装置の説明と、それらを組み合わせるために必要な情報(インターフェース情報)のやりとりを行いました。
我々のグループからは教員に加え、大学院生3名も参加しました。カメラボックスの設計を担当する学生は、3Dプリンターで作ったカメラボックスの試作品を使いながら、英語で説明を行いました。米国チームにも好評なプレゼンでした。
会議は盛り上がり(一部時間超過もしましたが;犯人は成影です)、成功裏に終了しました。この会議を経て、いよいよ本格的な装置の開発が始まります。

3Dプリンターで試作したカメラボックスを使って説明

日米欧の時差を考え調整した会議のタイムテーブル

会議の終了時に撮った zoom の集合写真

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