【我々のグループで何が学べ経験できるか】
 次の キーワード に一つでも興味があれば、ぜひ我々にコンタクトして下さい。
 我々は、 で起きている 高エネルギープラズマ現象 の理解のために、人工衛星観測ロケット などの飛翔体に搭載された観測装置を用いて 太陽コロナX線観測 を行い、それで得られた 観測データの解析 を軸に研究を進めているグループです。
 現在、我々が進めている FOXSI-4 計画は、国立天文台JAXANASA などがかかわる 日米共同観測ロケット実験 で、2024年春 の実施を目指しています。この計画は、太陽フレア からの X線光子1個1個 を計測するという 世界初 の観測に、最新技術CMOS検出器System on Module金属3Dプリンター など)とNASAの観測ロケットを用いて挑む 宇宙ミッション です。科学成果は、NatureScience などの有名雑誌での発表も狙えます。観測装置の開発は、国内外の企業や研究機関 と協力して行います。試験は、SPring-8NASAマーシャル宇宙飛行センター など、世界第一級の設備を使用します。米国アラスカ州での ロケットの打ち上げ にも立ち会え、国際的な仲間 も出来ます。そしてなにより、大学院生も中心メンバー として計画に参加することができ、自分で作り上げた 最先端の観測装置宇宙に飛ばしこれまで誰も見たことがない観測データを得る という、とても貴重な経験を積むことが出来ます。
 これらを通じ、半導体の物理放射線(X線)計測の基本電気信号処理データ処理応用光学光学設計構造設計評価試験系の設計と製作、などを学ぶことができます。そして「力学、電磁気学、熱統計力学、流体力学を土台とする プラズマ物理学電磁流体力学の専門知識」、「その知識を 太陽物理学高エネルギー宇宙プラズマ物理学 という研究の場で活用する方法」、そして「太陽コロナ観測データの解析を通して、統計学を使ったデータ解析手法」などが獲得できます。これらを通して、教科書や講義、学生実験で習う多くの基礎や概念を、具体的なものとして体得・実践できるでしょう。これは将来、電気系、光学系、もしくは、データ分析能力を求められる職種に就く際、そしてそれらの場で活躍する際に、大きなプラスになるはずです。研究者を目指す場合には、論文執筆のノウハウも得て、研究者としての下地を築けるだけでなく、宇宙ミッション(飛翔体実験)をやり遂げたという 研究者のなかでもユニークな存在 になれるでしょう。
【大学院に進学した学生さんのコメント集】
佐藤 慶暉 さんのコメント(2022年4月に総合研究大学院大学・物理科学研究科・天文科学専攻に進学)
「世界初のデータを取るプロジェクトにM1から参加できるという美味しい話に誘われてきました。
実際、まいうです。」
清水 里香 さんのコメント(2022年4月に総合研究大学院大学・物理科学研究科・宇宙科学専攻に進学)
「成影さんの研究を心底楽しむ人柄に魅かれて進学を決めました!やりたいことがたくさんあって時間が足りないくらい充実しています。」
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