研究集会：X線集光撮像分光観測で挑む太陽フレア高エネルギー現象の理解

【日時】
2024年2月29日（木） 10:00 〜 17:30

【場所】オンサイトと zoom のハイブリッド開催
・東京大学カブリIPMU 5F バルコニーB
（東京大学カブリIPMUへのアクセス方法は、本ページの末尾に掲載しています）
・zoom 接続情報：
https://us02web.zoom.us/j/87121744864?pwd=Nkt4aWp6SFcxRktPclJYMmZVWXNCdz09

【研究会の趣旨】
　太陽系最大の爆発現象である太陽フレアは、磁気再結合による突発的な磁気エネルギーの解放によって駆動され、様々な高エネルギー現象を引き起こしており、宇宙の活動の縮図と言っても過言ではない大変興味深い研究対象です。
　この様な太陽フレアで起きている高エネルギー現象の理解のために、観測・理論の両輪で研究が進むとともに、現在、次世代の観測としてX線集光撮像分光観測の検討や実証実験が進んでいます。この実証実験の一つが、2024年春に打ち上げ予定の観測ロケット実験FOSXI-4です。
　本研究集会では、太陽フレアにおける高エネルギー現象の理解に向けた研究と、その研究をさらに推し進めるために検討が続いているX線集光撮像分光観測に焦点をあて、議論を行います。

【タイムテーブル】

・10:00 - 10:10　はじめに：成影典之（国立天文台）

太陽フレアにおける高エネルギー現象研究の紹介

・10:10 - 11:10　【招待講演】太陽フレア高エネルギー現象のレビュー：Lindsay Glesener（ミネソタ大学）

・11:10 - 11:20　休憩

・11:20 - 11:45　【D論】太陽フレアにおけるX線分光観測解析（MinXSS + RHESSI）：長澤俊作（東京大学・カブリIPMU）
・11:45 - 12:10　【修論】太陽フレアにおけるテスト粒子計算：佐藤慶暉（総研大）

・12:10 - 13:30　お昼休み

観測ロケット実験 FOXSI-4 で拓く新しい太陽フレア観測

・13:30 - 13:50　観測ロケット実験 FOXSI-4 の準備状況：成影典之（国立天文台）
・13:50 - 14:15　【修論】FOXSI-4 X線ミラーのレビュー：安福千貴（名古屋大学）
・14:15 - 14:45　【修論】FOXSI-4 軟X線カメラのレビューと観測方針：清水里香（総研大）
・14:45 - 15:15　FOXSI-4 硬X線カメラのレビューと観測方針：南喬博（東京大学）

・15:15 - 15:45　休憩

・15:45 - 16:05　フレアキャンペーンの紹介とそれに向けた取り組み：佐藤慶暉（総研大）
・16:05 - 16:30　打ち上げ予行演習（QL画面）
・16:30 - 17:30　データ解析・機器較正・資料整理に向けた議論

【支援】
・2023年度名古屋大学宇宙地球環境研究所「研究集会」：宇宙プラズマにおける粒子加速ワークショップ
・宇宙科学研究所 2023年度シンポジウム・研究集会等助成
・科研費　基盤研究(A)　研究課題：22H00134
・科研費　基盤研究(A)　研究課題：21H04486
・科研費　国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))　研究課題：21KK0052

【アクセス】
・東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

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